【研究成果】速い分子だと炭素の網を通り抜ける!?酸素がグラフェンをすり抜ける現象を発見

厚さが原子1層しかない炭素の網であるグラフェンは、酸素を通さないとされていました。しかし、高速の酸素分子を照射すると酸素分子がグラフェンを壊すことなく透過する現象を発見しました。分子の「速度」によってグラフェンを透過できたりできなかったりする現象は世界で初めての発見で、今後の研究により、さらに大きな分子の「通りぬけ」の発見も期待されます。グラフェンを通りぬける高速の酸素分子は私たちの身の回りにも存在しており、通りぬけを防ぐことで食品の劣化や金属のサビを防ぐ保護膜の開発につながります。
 本成果は東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(兼多元物質科学研究所)の小川修一助教らの研究グループと産業技術総合研究所、日本原子力研究開発機構、ロスアラモス国立研究所(米国)との共同研究で行われ、10月26日に「The Journal of Physical Chemistry Letters」にオンライン掲載され、11月5日に発行される同雑誌のカバーアートにも採択されます。

また本成果は東北大からプレスリリースされました。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/10/press20201026-01-graphene.html

中庭の桜

震災の年もそうでしたが、このような状況にもかかわらず中庭の桜は圧倒的な存在感で咲いております。多元研の学生の皆さんは、原則的に自宅待機となり、研究所での研究活動はしばらく停止状態です。来年は、この花の下でお花見ができるといいのですが。

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「次世代放射光施設と見え方専門家集団-見え方が変わると、東北が変わる」

東北経済産業局が作成しました「次世代放射光施設と見え方専門家集団-見え方が変わると、東北が変わる」という資料作成に一部協力させていただきました。専門家の先生にわかりやすく説明いただく形の資料になっておりますので是非ご覧いただければと思います。

「次世代放射光施設と見え方専門家集団-見え方が変わると、東北が変わる-」全体版(PDF形式:8,017KB)