本研究室の卒業生である中塚聡平さん、今泉太志さんらが執筆した論文が2022年度日本表面真空学会「論文賞」を受賞しました。
本論文は「物質・デバイス領域共同研究拠点」における「人・環境と物質をつなぐイノベーション創 出ダイナミック・アライアンス」の共同研究プログラムの助成を受けたものです。
受賞対象論文: Spatial Analytical Surface Structure Mapping for Three-dimensional Micro-shaped Si by Micro-beam Reflection High-energy Electron Diffraction. e-Journal Surf Sci Nanotechnol. 2021;19:13-19. doi:10.1380/ejssnt.2021.13
日本表面真空学会受賞告知ページ
東北大学の青葉山新キャンパスに建設中の次世代放射光施設の愛称が決定され昨日現地にて披露式が開催されました。ナノを照らすという意味で「Nano Terasu (ナノテラス)」となりました。施設の機能や目的をひと言で表現したとても素晴らしい愛称です。ナノを照らす研究を飛躍的に加速するために本研究室も建設・研究に協力して参ります。
東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)の新しいWEBページが公開になりました。本研究室の紹介もございますので是非ご覧下さい。
令和3年度の日本表面真空学会東北・北海道支部学術講演会が3月3日、4日の日程でZoom+現地のハイブリッドで開催されます。本研究室からは、小川先生が招待講演、遊佐君が一般講演を行います。Zoomのオンライン参加はまだ受け付けております。どなたでも参加無料ですので是非聴講ください。
光電子顕微鏡での実験風景です。オペレーションしているのはM2の遊佐君です。2次元原子層物質である六方晶窒化ホウ素や、グラフェンの成長を研究しています。よく磨いたNi箔の裏側に、窒化ホウ素粉や炭素粉を塗布して、超高真空下の顕微鏡試料室で加熱すると、表面に単原子層の六方晶窒化ホウ素やグラフェンが成長します。塗布する量や加熱・冷却条件をコントロールすることで、結晶のサイズをコントロールし、さらに六方晶窒化ホウ素とグラフェンが重なったヘテロ構造の作成を目指しています。
Exploring Surface Structures