たまたま真空槽に金の蒸着源とインジウムの蒸着源が入っているのであれを(^^)やってしまおうとM2の神埼君と実験を始めたのですが、、、蒸着テストをしていたら金が全部蒸発してなくなってしまいました。結局真空槽を大気圧に戻して金を補充することになりました。
蒸着源を取り出してフィラメントを見たのですが金はすっかり無くなっていました。
本当はこのタングステンを融けた金が濡らして金色になってなければならないのですが、まったくタングステンの色です。これではどうやっても金は蒸発しません。神埼君と加藤君が細い金線を巻き付けてくれました。
真空槽を開けたついでにチタンサブリメーションポンプという真空ポンプのフィラメントを交換しました。こちらは神埼君と加藤君の作業を横目に自分でやってしまいました。
チタンサブリメーションポンプは、金属チタンのフィラメントに電流を流して赤熱させ、昇華(サブリメーション)した金属チタンが周りの壁に蒸着される事で働く気体を吸着するポンプです。融ける寸前の温度まで加熱されるので重力で垂れ下がってます。(でも少し垂れ下がり過ぎかな?も少し加熱温度下げるかな。)
以上メンテナンスして真空引き開始しました。実験装置は裸にされてホイル焼き(ベーク)されるのを待っています(^^)
by Tadashi