どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか

政府から知らされている放射線レベルは、各地の時間当たりの放射線量、すなわちmSv/hまたはμSv/hの値です。それに対し、人体への危険度は総被曝量(mSv)で示されています。例えば、被曝量100mSv以下なら健康にはほとんど影響がないとか、、、。

いったい危険な放射線レベルというのは何μSv/h以上なのか??何μSv/hを超えたら避難すべきか?

いろいろ探したのですが、やっと納得できる説明を発見いたしました。

スウェーデン国立スペース物理研究所(IRF) の山内正敏 さんによる
「放射能漏れに対する個人対策 」

http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html

これによると放射線レベルμSv/hまたはmSv/hに100時間をかけたものを予想被曝量と考えて行動しろと。100時間あれば汚染エリアから避難可能だろう。または、避難までに100時間以上浴びる事は無いだろうということです。
例えば、放射線レベル1mSv/hつまり1000μSv/hならば、100時間で被曝量が100mSvになるので、危険であり避難すべきと書いてあります。ただし1桁の余裕をもって放射線レベル100μSv/hで避難の準備をした方が良いと書いてあります。書いてある事にはしっかりとした根拠があり信頼できる情報だと思います。

ただし、現在の各地の放射線レベルは10μSvを下回っておりますので、直ちに避難を考えなければならない場所は殆ど無いと考えます。その値が、何ヶ月も続く場合は避難を考えなければなりませんが、現在の放射線レベルは一時的なもので、原発が落ち着けばすぐに下がるものと思います。また、停止した原発は、たとえ冷却しなくても少しずつ発熱量は下がって行きますので1日経過すればそれだけ危険性は下がって行きます。現場関係者の総力を挙げた対応も続いておりますので、これ以上桁違いに放射線レベルが上がる事は無いのではと思います。放射能よりもパニックの方が怖いという見解もあります。お住まいの放射線レベルに注視しながら落ち着いて行動ください。

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