東京大学の早野先生が示されたグラフは、放射性物質がずーっと降り続けているのでは無い事を示しています。初めに15日夜(16日朝か?)にどさっと降って、茨城ではその後も数回降下したことが分かります。福島市の同様なグラフには15日夜のピークしか無いので、福島市では15日夜にどさっと降ったきりと考えられます。一度降った物は、風による再飛散、雨による流出、核種の半減期などで減って行きます。グラフで線量が少しずつ減っているのは主にヨウ素の半減期8日によるものと考えられます。
風向きや雨等の気象の影響もありますが、原発から放射性物質が常に飛散しているのではないことが分かります。
仙台市の災害ボランティアセンター
仙台市社会福祉協議会では、災害ボランティアを募集しています。現在、募集対象は市内在住で自宅から通える方のみです。
日本保健物理学会の会員を中心とした有志(いわゆる専門家の方々)により、放射線に関する疑問や不安にお応えするサイトがオープンしました。専門家による解答で大変信頼性の高いものです。専門家に直接質問することもできますので是非ご利用ください。
専門家が答える暮らしの放射線Q&A
シーベルト(Sv)は重量(1kg)当たりの放射線の吸収エネルギー量を元にした単位です。ですから被曝線量を考えるときに、その人の体重や被曝した部位の重さを考える必要があります。以下のように外部被曝の条件や内部被曝では被曝の程度が変わります。
続きを読む 追記:シーベルト(Sv)は重量当たりの量 →
本日、東北大学の学位授与式に出席予定だった卒業生、修了生のみなさま、ご卒業本当におめでとうございます。このように大変な時期ではありますが、みなさんの今後のご活躍をご祈念いたします。
2011年 3月25日 虻川匡司
Exploring Surface Structures