日本分析センターにおける空間放射線量率と希ガス濃度調査結果

原子炉で何が起こっているのか、周囲に何が飛んでいるのかを知るために非常に役に立つデータが4/1に日本分析センターから発表されました。

データのpdfはこちらです。日本分析センターにおける空間放射線量率と希ガス濃度調査結果

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モデルによる積分線量の予測

岡山大学大学院保健学研究科の北脇知己さんが、これまでの放射線量変化から各地の積算放射線被曝量を推定しております。このような情報が欲しかった。政府もこのようなグラフを出して、推定量を示した上で避難の有無を説明してくれたらと思います。以下に北脇さんのホームページにあるグラフを解説します。

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放射性物質は常に降っているのか?

東京大学の早野先生が示されたグラフは、放射性物質がずーっと降り続けているのでは無い事を示しています。初めに15日夜(16日朝か?)にどさっと降って、茨城ではその後も数回降下したことが分かります。福島市の同様なグラフには15日夜のピークしか無いので、福島市では15日夜にどさっと降ったきりと考えられます。一度降った物は、風による再飛散、雨による流出、核種の半減期などで減って行きます。グラフで線量が少しずつ減っているのは主にヨウ素の半減期8日によるものと考えられます。

風向きや雨等の気象の影響もありますが、原発から放射性物質が常に飛散しているのではないことが分かります。

Exploring Surface Structures