6月4日に行われた飯舘村放射能汚染調査報告会での、京都大学原子炉実験所助教・飯舘村周辺放射能汚染調査チーム代表の今中哲二さんによる講演内容が「負げねど飯舘」のブログに掲載されています。
汚染の状況、放射線の健康への影響、放射線とどう向き合うかについて分かりやすい内容です。
「一体我々はどこまで受け入れていいのかというのは、科学の問題じゃなくて、あくまで社会がここまで受け入れようという判断だと思うから。」
「だからやっぱり一律にどうこうしなさいというのではなくて、それぞれの判断で住み続けることが許容されて、それなりに自治体として共同体としてそれなりのサービスが受けられるべきだと私は思います。」
私もそう思います。科学的には、煙草のリスクより低いレベルとか、他の有害物質よりも影響ないレベルという基準を提示できますが、何処まで受け入れるかは社会の判断、それぞれの判断です。
福島にお住まいの小児科医の方のブログ記事。外からの無責任な発言に、福島県の方が困惑している様子が綴られています。
「…今、ここで生活しているわたしたちが一番困っているのは、「用心のために即刻避難すべきだ」という論調なのだ。…」
「…このような非難、差別、遠くから(高いところから)の物言いは、今後も数十年にわたって続くのだろう…」
発言するときは、現場に必ず被害者や困っている人がいることを想像して、無責任な発言にならないようにしてきたつもりですが、より現場のみなさんのことを考えたいと思います。