降り積もった放射性物質の量

文科省から定時降下物の調査結果というのが発表されるようになりました。1km四方に降り積もる放射線物質の量をベクレルで表しています。単位はMBq/(km)2、メガベクレル毎平方キロメートルです。

9時から翌朝9時までの24時間の積算値です。リンク先の説明に「定時降下物について、毎日24時間、降水採取装置により採取し、、、」とあるので、毎朝リセットして0から積み上げていると思われます。ただし、それまでの値にどんどん積み上げている(過去に降り積もったものを取り除いていない)可能性もありますがちょっとはっきりしません。

3月20日9時からのデータでは、一番高いところで93,000MBq/(km)2(ヨウ素131)の値が出ています。MBq/(km)2 = Bq/m2なので、この値は93,000Bq/m2となります。1kgのほうれん草の葉っぱの大気への暴露面積は分かりませんが、例えば1平方メートルとしましょう。そうすると1kg当たりほうれん草には、24時間で93,000Bqの放射性物質が降り積もったことになります。報道ではほうれん草の放射線濃度として高いところで数万Bq/kgの値が報告されております。だいたい妥当な値である事が分かります。

*暫定規制値:ヨウ素131 2,000Bq/kg、セシウム137  500Bq/kg

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