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ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)

(ここでは体全体への影響を表す実効線量への変換を議論しています。)

ベクレル(Bq)は、1秒間に崩壊する原子核の数を表す物質の放射能の単位です。シーベルト(Sv)は、人体への影響の度合いを考慮した放射線量(浴びた量)を表します。飲料水や農産物から、放射性元素であるヨウ素131、セシウム137が微量ですが検出されたようです。それらは放射線を発生する能力(放射能)があるので単位はベクレルBqで表されます。ベクレルからシーベルト(実効線量)への変換を考えましょう。

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被曝と被爆

被曝被爆が混同されています。ヒロシマ、ナガサキで原子爆弾の被害に遭った方は被爆者と呼ばれますが、今回原発事故で放射能を浴びた方は被曝者ということになります。もちろん、原子爆弾の被害者の方は原子爆弾からの放射線を被曝しておりますので被爆者であり被曝者でもあると言えます。しかも、被爆者の大部分が放射線の被曝による健康障害に苦しんでおられますので、被爆被曝に大きな違いは無いとも言えるのですが、、、。ただ、今回の原発事故では今のところ被曝です。正しい漢字を使いましょう。

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どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか

政府から知らされている放射線レベルは、各地の時間当たりの放射線量、すなわちmSv/hまたはμSv/hの値です。それに対し、人体への危険度は総被曝量(mSv)で示されています。例えば、被曝量100mSv以下なら健康にはほとんど影響がないとか、、、。

いったい危険な放射線レベルというのは何μSv/h以上なのか??何μSv/hを超えたら避難すべきか?

いろいろ探したのですが、やっと納得できる説明を発見いたしました。

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シーベルト(Sv)とシーベルト毎時(Sv/h)について

放射線の人体への影響を考える時は、放射線の量をSv(シーベルト)という単位で表します。シーベルト(Sv)は重量当たりの放射線の吸収エネルギー量を元にした単位であり、人体への影響の度合いが加味されたものです。様々な放射線がありますが、浴びた量をこの単位で表すと、放射線の種類によらず同じ単位で人体への影響を考えることが出来ます。一般的には、Svの1/1000の単位mSv(ミリシーベルト)や、さらにmSvの1/1000のμSv(マイクロシーベルト)が使われています。また、放射線の強度として時間当たりの放射線の量であるmSv/hやμSv/hもよく使われます。たとえば100μSv/hとは、その強度の放射線を1時間浴び続けたら、100μSvの放射線を浴びる事を示しています。(3/28 重量当たりの単位である事等を追記)

報道に見受けられる間違い!!
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