東大の早野先生がガイガーカウンターの正しい使い方についてTweetしております。
「Radiation study」カテゴリーアーカイブ
放射線医療チームの見解
東大の中川先生の放射線医療チームが福島県を訪問したときの様子をブログにアップしています。
飯舘村で不安に駆られる住民の方に放射線医療チームとして以下のような見解を述べております。
「妊婦、赤ちゃんについては避難することもやむをえないが、放射線積算推定量を見る限り、成人についての発がんリスクは、野菜不足や塩分のとりすぎより低く、極端に恐れる必要はないと思います。それより避難生活などによるストレスなどの方が心配です」
実際、致死性の発がんの危険は、100ミリシーベルトで、最大1.05倍と見積もられますが、これは野菜不足によってがんになりやすくなるリスクとほぼ同程度です。塩分とりすぎは、約200ミリシーベルトの被ばくに相当しますし、運動不足や肥満は、400ミリシーベルト程度の被ばくと同じレベルの発がんリスクです。毎日3合お酒を飲んだり、タバコを吸ったりすれば、発がんのリスクは一気に1.6倍となりますが、放射線被ばくで言えば、2,000ミリシーベルト!に相当します。
以上ブログより引用
専門家による発ガンに関する分かり易い解説であると思います。放射線は浴びないに越した事はありませんが、このように運動不足やタバコのリスクと比較してもらうと、どのぐらい危険かが分かり易く、安心でもあります。
福島県での取り組み
文科省による活動制限の基準値を受けて福島県内では様々な取り組みが行われたり、考えられたりしております。
バナナの話
バナナに含まれるカリウムが放射能を持つという話を聞き、バナナを食べるのに不安を感じる方もいらっしゃると思います。実際にバナナに含まれるカリウムは1本あたり約20Bqの放射能を持ちます。しかしバナナを控えても、身体に含まれるカリウムの量はほとんど変わりません。
福島県立安積黎明高等学校の放射線量に関するレポート
数日前にも紹介しましたが福島県の学校生活において非常に役に立つ計測レポートなので再掲します。
福島県立安積黎明高等学校の放射線量に関するレポート
校内の様々な場所での放射線量や、高さ依存性が詳細に報告されており、非常に役に立つデータがまとめられています。安積黎明高等学校すばらしい。